1. |
雨の通り
01:53
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雨の通りを見た
誰のようにやれば
街で人になれるの
甘くも苦い雨は
世界を沈めるのだ
ただの通り雨だ
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2. |
めまい
05:18
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明日の便りはいつも乾ききった文体で
同じような絵葉書届いてはゴミになる
片道の長い旅も締め切ってずいぶん経ってる
知らぬようにうそぶき事無げに次を待つ
だけどそれは不意に現れた瞬き
明日までも目が眩むようなあれは何?
心変わりはもう純情とは言えないって
そんな意味の矛先 掠めた胸の先
刈り揃えた朝を書き出した占い
こんな日々に騙された姿してるのに
願いは誰にでも言えないこと
あるいは今にでも言いたいこと
いつもより
人の目を潜って
月夜にきっと吠える気
ウォーウォー
だけどそれは不意に現れた瞬き
影残したときにはもう彼方に
次はいつ?
願いは誰にでも言えないこと
あるいは今にでも言いたいことだから
眩暈は誰にでもよくあること
だけど今にも忘れてしまいそう
いつものように
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3. |
See You
04:16
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どの季節も過ぎてゆくと
またいつか会いに来るの
だから春になった木々の中
また君に会える気がしてたつもりだ
朝夜をいくつも見た
ただそれで日々を包んだ
使い古したバッグは部屋の中
足の踏み場をなくしてた
つまりは
重ねた時間はいつかはお別れしなくちゃ
未来はこの目に見えるだけで
あといくつの夜が終われば
待ちわびた朝と聞いた
目が覚めるたび夢はただ
まるで写真のように鮮やかさを増した
忘れた時代はひとりで塗り重ねるから
陰影はこの目に見えなくなってしまって
重ねた時間はいつかはお別れしなくちゃ
未来はこの目に見えるまでで
どの季節も過ぎて行くと
またいつか会いにくるの
開け放したバッグは夢の中
また君に会える気がしては眠るんだ
眠るんだ
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4. |
雨音
04:15
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欲しくもないのに
触れてもいないのに
遠ざかるのを見ていたの
独りでそっと見ていたの
当たり障りないように
暮らしていたいのに
今日までに知っていたと
誰かがそう言っていたの
惑わすのも拐かすのも雨音
能わずとも叶わずとも雨音
向こう側が霞むほど遠く
独りを縁取るように深く
沈めては響く青
欲しいと願うのに
触れておきたいのに
届かないと知っていたと
独りでそう言っていたの
歪な未来の灯
見ていたくないのに
今日は明るくしていたの
誰かはそう 知っていたの
惑わすのも拐かすのも雨音
能わずとも叶わずとも雨音
動く川の流れを見てる
広いからの心はわかる
過ぎては行かないことを
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5. |
ゆめみるきみに
01:39
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きみはゆめをみる
だれのゆめをみる
そんなに
きみはおおきくなっても
きみはゆめになる
だれのゆめになる
どんなに
きみがきみらしくなっても
だからおやすみ、せかい
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6. |
Edward
03:35
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確かなのはその目には
映らぬものさ そうさエドワード
瞼閉じ聞こえたのは
誰の声?
悲しいことがもう手には
有り余るようだ どうかいエドワード
知りながら託したのか
知らぬふりしてる
そこにある名前
そらで言える
エニィウェイ
泣きたいとか思えるは
全てじゃないさ そうさエドワード
笑い泣き夢見たのは
わかるよね?
エドワード
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7. |
ミッドナイト・ララバイ
05:30
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投げ出されたら真夜中の雨
時はひとり僕だけを置き去りにして
泣いていたのは誰の面影
それはピントをいつまでも結ばないで
満たされぬその夢は何一つ与えぬまま
明けきらぬ夜の闇にほどけた
立ちこめるのは月夜の影
身動き一つ取れないほど青い光で
瞼に残る夢が
永遠のような闇が
明日へ続く時を止めた
やがて来るのは明日の夜明け
いつかはきっとこの街も赤く染めて
彼方の空の色が紫色をすれば
また動き出す時を信じたつもりだ
満たされぬその夢は
瞼に残る夢は
明けきらぬ夜の闇は
永遠のような闇は
目が覚めたならいつもの夜明け
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8. |
雨の通り (reprise)
01:59
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雨の通りを見た
誰のようにやれば
街で人になれるの
甘くも苦い雨は
世界を沈めるのだ
ただの通り雨だ
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yolky sun Kanagawa Prefecture, Japan
Solo project by Japanese multi-instrumentalist Youki Sato.(さとうゆうき)
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